雑記 倒木の日
あっという間に10月も終わろうとしており、冬の足音が聞こえてくる今日この頃、みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
今日は冬支度ということで、不要な雑木(欅)を薪にする、私たち親戚家族の様子をお届けします。
これから、倒木したい、狩猟に興味がある、山で暮らしたいなど
自然と近い暮らしを求めている人には役に立つ情報があるので、最後までお読みください。
私の叔父はサバイバルの達人です。
何がすごいって、過去、食べてきた生き物たちが想像の斜め上どころか、想像できないものまで及んでおり、あんなものやこんなもの、信じられない生物まで食べています。
”いただきます”と食事の時に発生するのはなんたる事か、改めて気付かされます。
獣との山での遭遇、そして生き物を食肉にするまでの生々しい、動物としての人間の最後の方かもしれません。本当にそう思います。
そんな叔父の武勇伝はここでは長くなるので、一旦割愛。
叔父叔母の自宅はボイラーがありません。
石油、電気(エコキュート)がない家って、そういえば、東京で見たことがなかった。
当然か。お風呂に入るときは令和の現在も薪でお湯を沸かして入っています。
都内や都市部に住んで薪ストーブを楽しんでいる方はよくわかってもらえますが、相当な薪が年間必要になります。薪を契約されているお宅も多いかと思います。
この叔父の息子(従兄弟)の仕事が木こりで、尚且つ狩猟(ハンター)もやっていて家族で、時間が合うときは我が家の雑木、樹木、欅などをみんなで倒木してもらっていて、
その作業で出たゴミ(木)を薪にして持って帰ってもらうというのを定期的にやってます。
プロはめちゃくちゃ、仕事が早く、ちょっと目を離すと切れ目が入り終わってました(汗)
倒木後は全員で、40センチ前後の丸太に細かくしていきます。
世の中がもし、乱れて、資源供給に歯止めがかかった場合、取り急ぎ、真っ先に頼れるのは叔父さんのような本物のサバイバーです。
電気、食料がない状態から暮らせるかどうか。狸や、獣を食肉(タンパク質)に変えることができるか。飲み水を確保できるか。
火を絶やさないことができるか。知識と経験値が私ども現代人とは別格なので、今のうちに吸収したい。
現代社会は便利に、コンビニエンスにものが流れていくのが当然になって、モノの流れを考えることを放棄しがちですが、
誰かが、生き物をみなさんの口の中、胃の中に入れるために血を流しています。命懸けで山や海の中で戦っている人間がいます。
そんなことをぼんやり考えながら、最後に山の恵をみんなでいただきました。