CT125が売れる理由・選ばれる理由

ハンターカブが発売から爆発的に売れてきた理由について私なりに考察してみたい。

質実剛健(左脳的:数字的、具体的な観点)

質実剛健とはハンターカブの基礎になっているスーパーカブはギネス記録に掲載されるほどの販売数:1億台以上(2017年時点)を誇る、世界一有名なバイクであると言う点。
驚愕の燃費100km/l リッター百キロ以上を誇る燃費性能。(50cc)
特に使用環境が過酷を極める働く現場、商用利用を大前提に製造されている堅牢性と積載性能。
戦争の影響で原油価格が高騰し、円安傾向に進んだ結果、日本国民は財布に優しい製品を求める傾向がある事が基礎概念として、潜在している、蔓延していると言うところが家で言うところの基礎。
購買の意思決定を行う際の礎になっていることは間違いない。

加えて125ccと言う排気量も日本国民にとっては色々な意味で絶妙に良かった。
これが400ccでCT400やCT750,250だった場合、販売台数はかなり影響があったことと推測される。
ファミリーバイク特約を使えて、車検もないため維持費が安い。
免許を持っていない若者世代から
車やバイクをすでに持っている方々のセカンドバイク、セカンドモビリティとして
生活苦で車を売却し、カブに乗り換えるという受け皿として、世代や年齢を超え選ばれる基礎がそこにある。

オフ車(風)デザイン:右脳的、直感的、感覚的要素、ファッション性

男女にウケるデザイン性。カッコカワイイと言わしめる両性的なデザイン、ジェンダーレスデザインの根源、オフ車テイスト。このオフロード感覚がタイミング的にもハマった。
CT110に憧れていた40~70代の紳士もびっくりのカラー展開、定番の赤とに加えマットフレスコブラウン(ベージュ)を設定したことが、イメージ戦略において大きい勝因となったことは2023年に私も購入していることが物語っているし、多くの女性客を生み出す結果にも起因していると考える。

(背景)
90年代〜2000年初頭までに各メーカーにはオフロードバイクの名車たちが所狭しと肩を並べ、販売されていたが、”オフ車は売れない”と言うことで続々と廃盤、絶版が続き、
感が否めなかった。オフ車デザインが好きな人が多いが、バイク業界ではオフロードバイクは一種のオワコンに近い形で追いやられていたと言うのが実際のところだろう。

ハンターカブの逞しく、可愛らしいデザイン、オフロードデザインは”相棒”として家族に受け入れたくなるエモーションを発している。

近代のバイクデザインや車のデザインが苦手な私だが、全国相当にこの感覚をお持ちの方が多いと思う。TOYOTAランドクルーザー、SUZUKIジムニー、JEEPラングラーなどラダーフレームの本格RV四駆車両の横に並んでそうなバイクはPCX125、レブル250、GB350より、CT125である。
洋服とコーディネートしたい層にもハマっている。

SNSなどの承認欲求を満たす意味でも、映えてます

まとめ

以上簡単にですが、右脳(感覚)左脳(数字)双方で、強さを発揮したハンターカブ。
バイクの定番として、今後も根付いていくこと間違いないです。

お財布に優しいカブシリーズ、唯一無二のオフ車デザインはまさに
大谷翔平選手の如く二刀流で、バイク業界を席巻し続けて行くでしょう。

(補足)
人気ゆえにリセールバリューも高めです。リセールが高いと言うことは
少し乗って売れば、最悪、(出費)ダメージが少ないよねと言う
目に見えない保険が効いているのは大きい後押しといえます。
値上げが続く中、早めに買ってしまうという動きが高額商品カテゴリーで起こっているようです。
こうした現在の日本を取り巻く大混乱の経済状況も乗り越えられるんじゃないかという逞しさがCT125,ハンターカブには内在しています。

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