秋野菜の危機

最近、食卓に葉野菜が並ばなくなった。
今年の猛暑のおかげで、秋冬野菜の耕作時期や状況に色々と変化がある。
高騰する白菜やネギ、カブ、など、葉っぱ系の野菜が高価なものになり買い控えているためだ。そんな、葉野菜高騰の救世主、葉大根、エシャロットなどの収穫にお邪魔させていただいた。

代々雷神山界隈で農耕をされているO氏のご協力のもと、畑に突撃した

筆者参考書 / 農業について俯瞰してわかりやすく描かれている

農業を始めたい人の本
農業を全く知らない人でも、カラーで読みやすく、一気に読み切ることができるわかりやすい本だった。

そして、友人の畑の収穫・出荷のお手伝いをさせていただいた。

家庭菜園でトマト、茄子、唐辛子、大葉、バジル、ネギ、オクラなどなど、
色々やってみて思うのは、売り物の品質まで持っていくのは結構大変。
やっぱりプロの仕事、仕上がりは違うなといつも感心させられます。
ちなみに、本業はお米と、大豆なのでこれら写真の作物は片手間なのですが
流石の仕上がりです。


農業、農作業に関わり触れて思うのは、”宮城県は昔から売るのが苦手”という定説があります。
特に、東名阪などの都心部のお食事どころで、「〇〇県産コシヒカリ使用」と習字で書いてあり、
なかなか宮城県産というのを見ることはありません。

余談ですが
2018年のFUJIROCKは前夜祭含めて、東京の友人たちと全日参加させていただき、音楽や美味しいお酒など思い出深いものがあったが、一番印象的だったのが、FUJIROCK会場近くの温泉で販売されていおにぎりだった(写真見つけ次第UPします)

あのおにぎりの美味しさの衝撃を5年以上経過した今も引きずっている。
夜中まで最高のロックンロールを全身に浴び、キャンプサイトに戻り、気絶して、朝日の灼熱の日差しに起こされる。朝起きて二日酔いのだるい体をまずはその温泉で回復させ、待合室でおにぎりと、自販機のビールで乾杯し、今日はどこを回るか、みたいアーティストの時間をチェックする。
これが2018年のフジロックルーティンだった。
お店を紹介してくれたのは、FUJIROCK皆勤賞の友人S氏。音楽関係者で、フェスの運営の仕事をしていて、初日は東京の音楽関係の著作権などの仕事をしている方と三人で伺った。
本当に口に入れた瞬間、美味しさに驚いた。
それはもちろん、新潟のお米が美味しいということもあるが、へとへとになって夜中まで少年のように遊んだおじさんたちは基本的にお酒ばかり飲むから、朝は水分炭水化物、エネルギー、糖分が不足している状況というところに、このおにぎりとビールが朝から最高に美味いのだ。
S氏も「これに勝るものはない」と断言するほどに、毎年欠かさず訪問し、おにぎりを食べているそうだ。

美味しさの衝撃というのは一度味わうとやめれないもので、色々、おにぎりを食べ回り、探してみたがないものである。
農業の始め方を拝読して、そしてプロの収穫、農作業を経験して思うのは、私が本業で農業をやるというのはなかなかないことかもしれないが、農作物を使った美味しさの衝撃体験をプロデュース、自分で生み出すことができたら楽しいかもと感じた。そしてそれは立派な農業の一環であるということが著書の中でで記されている。

息子のお弁当でおにぎりを毎日握るが、正直 FUJIROCK会場近くで食べたおにぎりに近づいてきている。
いつかあの衝撃を、私なりに表現できたらと、考え始めている今日。

そんな話を雷神山の友人と企んでいる。

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