DJI AIR3 レビュー②
AIR3到着後の初期設定 ドローン初期設定で色々時間がかかり、やっとこ、初飛行を敢行したので、レビューさせていただきたい。
国土交通省への機体登録申請を行い、申請手数料を振り込み、初飛行。
とりあえず自宅の敷地で飛行させてみた。
初代AIRを所有し、国内外様々飛ばしてきた経験を踏まえているからこそ、なおのこと更に、飛行の進化に驚く。
風があまりなかったこともあるが、機体が空中に吸い付くように安定してホバリングしている。
もちろんAIR3の肥大化、重量が多くなったことが飛行の安定性につながっている。
DJI AIR3 FLY MORE COMBO RC2を購入したが、プロポの視認性は上場、プロポの操作性は、これまで、iphneやipedを接続して使っていたが、色々と不具合があったので、こちらもだいぶ向上していると思う。
上記、飛行安定性(重量肥大による効果)、RC2の快適性は予測通りのものであると初フライトである程度の手応えを感じることができた。
AIR3購入に際し、一番気がかりだったのが、カメラ性能だった。
今回のフライトで感じたのは、そこまで大きい進化というのは感触として得ることはできなかったが、私がPHANTOMやMAVIC3 MAVIC3proなどの映像の美しさを見すぎたからかもしれない。
絞りが固定な点、センサーサイズが小さいこと、映像や画質を決定させるキャパが小さいのだから、ある種、想定通りの画質で、びっくりするほど画質や映像が綺麗だったということは言えないと思う。特に、快調性や、山の緑の階調、空の階調など、ISO感度を落とすほどにプロポ越しにもアラが見える。
しかし、あとは編集の仕方や、映像の差し込み方見せ方の工夫で、視聴者に違和感を与えないやり方で使える。(ようにする)
それほど、現行のDJI コンシューマーモデルの中でMAVIC PROシリーズが誇るハッセルブラッド社製のカメラが美しすぎるのだ。単純に綺麗な映像や、解像度を追い求める場合、間違いなくMAVICシリーズの購入をお勧めする。
ちなみに私は来年以降発売を予測されているMAVIC4シリーズのPROなんかに目星をつけている。
画角について気になった。
私の記憶だとAIRは元々28mmの画角だった気がしていて、今回AIR3が24mmだったので、高度を上げて行った時に、私の使用用途には思いのほか都合の良い画角な感じがした。
24mmというのは空高くあげると、より広角に撮れるため、そこまで高度を上げなくても、俯瞰映像が作りやすく個人的に好ましい画角だった。
今のドローンはズームモードが搭載されており、端的な24mm 70mmの2パターンだったり
パターンズームが主流だが、今後は
24mm 35mm 50mm 70mm 135mm 200mm あたりまで光学ズームができるようになると、更に面白いくなり、購買意欲も高まるので今後のDJIさんの開発に期待。
ドローンにオールマイティはないと私は提言したい。
miniシリーズは、機体の安定性が弱いし、AIRシリーズは画質面で気になる。
まゔぃっくシリーズだって、一眼レフを搭載できるinspireに比べれば、
やっぱり、あくまでもコンシューマーモデルなのだなと気付かされる。
その人それぞれでもともているもの、プライオリティが全然違うのだから、
譲れない部分を押さえているドローンは必ず存在するはずなので、ぜひ、色々なコンシューマードローンを比較検討してもらいたい。カメラのレンズが1本で完結しないのと同様に、用途によって、人によって必要要件が異なるのだから。
私の場合は、空撮の映像がメインではなく、映像のスパイスとして差し込みたいので、編集と構成でなんとかするが、飛行性能、飛行時間、操作性、安定性、風に強いなどマストで欲しい要件である。
人生は一度きり。限られたフライト時間をどの製品と過ごすかという、俯瞰したドローン計画を個々に検討されると良いと思います。人生の最後の瞬間、「嗚呼、楽しいドローン人生だった」といえる選択をできるように私は選択しています。
※参考著書:選択理論(ウィリアムグラッサー(USA))
絞り固定という制約と、動画制作者としてはシャッタースピード固定という制約が加わり
ISO感度も極力高画質でと考えると、どうなっちゃうんだろうと懸念していたが
NDフィルターなしでも、いつも通りDJIさんのテクノロジー絵になってしまう。
露出の設定関係は不思議でならないが、とりあえずはしばらくNDなしで色々やってみて、必要であればNDフィルターを購入しようと思う。
空に雲ひとつない日だったので、自宅から夕日を狙って撮影した。
口コミで3倍ズームは使えないと、散見したが、写真撮影で使用する分には、色々とやりようはある気がしたし、そこまで解像度が写真では荒くないと思った。
それよりも、一番気になったのはフレアだ。
ドローンは空からの撮影が主である性質上、キーライトは太陽になる。
その太陽のフレア・ゴーストの発生が、個人的に好きではない出方だった。
編集で映像から消す作業は工数が増えるので、避けたい。
nishiのフィルターのように、ドラマティックに感じれるようなフレアだと敢えてガンガンフレアを発生させるという撮り方もあるが、割と普通に、盛大に出てくる。被写体やモデル撮影の際、太陽を画面に入れて撮影したいことが多くなるので、気をつけなければいけない。フレアが出ないようにフィルターなどで対策を検討しなくては。
まだ、フライト1回目のちょっとしたレビューなので、
結論は出せませんが、ガンガン色々使ってみて、いろんな環境で撮影してみて
改めて、結論を見出せたらと思います。
画質や、カメラの撮れ高を省き
操作性、風にある程度強く、軽量なドローンをお求めであれば、AIR3は操作性も向上しており
初心者にも安心安全な機体であると思います。