蔵王火山噴火口ツーリング
蔵王火山噴火口ツーリング。
2023年10月4日 天気:曇りの記録
過去の蔵王の歴史について読むほどに気持ちが高鳴り気がつけば
愛車のHONDA CT125 HUNTER CUBのエンジンを灯していた日。
文献にもある信仰登山、お山参りを敢行。
蔵王エコーラインツーリングは東北でも有名なツーリングコースであり、地元宮城県民だけではなく、他県のライダーたちも経験された方、多いのではないだろうか。
蔵王エコーライン封鎖の11月初旬まで約一月と迫り、遠方からお山参りを希望される皆様のお役に立てばと思う。特にハンターカブや原付で向かう方の参考になれば。
お参りツーリングスタート地点 遠刈田鳥居前にて
気温は23~4度ほど、蔵王から吹いてくる冷気が強く
今年初めてライダースジャケットを着用。パーカーの上から革ジャンスタイル。
走行中フルフェイスから漏れてくる冷気が結構寒い。
すでにマフラーやネックウォーマーで風を完全に遮る準備必要。
美しい林道。関東でいうと那須高原や上高地的な情緒も感じるが、東北独特の霊気、冷気 雰囲気を物語るのが対向車線に車やバイクがほとんどないこと。そして漂う獣の匂い(感)...そんな人気配がないのもこの季節、凛として最高に気持ちいい。
序盤のエコーラインですでに4速で軽快登坂は不能.
2~3速で登坂を30~40kmの制限速度を守り通行。
度重なるヘアピンカーブ、S字コーナーで思わず笑顔になってしまう。CT125で車体をこんなに倒したの初めて(恐怖と興奮)
ガンガン進んでいくと、山頂付近から超絶冷気を感じる。
超巨大な冷蔵庫を開けて、天空からその冷気がダダ漏れてくる感じ。
雲行きも漆黒に怪しく、かなり体も冷えていたので、駒草高原展望台を満喫し、今日はUターンし次回に備える事に。
お釜も見たかったが、このタイミングで雨に打たれてしまった場合、下り坂が急すぎて、事故につながる恐れもあるので万全を期してUターンした。
その際、感じたのがあらためて、ABSやディスクブレーキの安心感。最初はカブに不要説なんかも横行してましたが、なんの。
エコーラインを走ればわかる安心感です。
(これから年内エコーラインにバイクで向かわれる方へアドバイス)
急な雨と、保温対策を万全にされた方が良いです。
また、CT125のようにタンク容量が小さい方は、登坂前にガソリン満タンをお願いします。
例えばですが、大きい車両が横転した場合、宮城方面ではなく、山形方面に抜けるなんてことも考えられます。
その場合、渋滞発生と給油場所まで持たないということになると、電波も山頂付近はありませんので(格安携帯なら尚更)標高の高い場所にバイクを一旦置いて、電波のある場所まで歩くなんていうことになったりする可能性をはらんでいます。
雨を凌ぐ場所もなく、彷徨い、熊や獣がいる山に取り残された夜。この世の終わりを感じるはずです。
ちょっと大袈裟かもしれませんが、バイクに不慣れなソロツーや、足つきの悪い大型バイクの女性の方など
細心の注意を払われてください。特に下、下山時は急な坂がバイクに強烈なGを発生させます。
落ち葉も多く、スリップしやすくなりますので、ご留意ください。
安全に走れば、これ以上ない最高のツーリング体験が”蔵王火山”にはあります。
宮城側、山形側どちらから登ってきても、麓には蔵王マグマの恩恵天然温泉掛け流しがあるのでおすすめ。