百花乱舞

植物とは不思議な生命体で、5月ともなると路地野菜の様々なところで花が咲き乱れる。
野菜だけではなく果樹であればさくらんぼ、ラフランスなど花が咲き乱れるのがこの時期のMICHINOKU。
気温が上がり、作物が芽吹いたり、新芽が乱立していく中で、田植えや、播種作業とこの時期は農事関係者さんは大忙しである。蜂も山間にはちらほら女王蜂が巣を作って、百花乱舞のタイミングを働き蜂と狙う。

今日は友人の畑に出向き、収穫作業に混ぜていただいた。

新じゃが
食べ頃を自ら告げるミニ大根(赤)
アスパラ菜(ほうれん草と菜の花の間のような食味)
新玉ねぎ

畑から作物を収穫し、土を払ってガブリと食い付けば、それぞれの食材そのものの持っている味わいが広がる当たり前だければもどれもみずみずしく、甘さや風味が口に広がる。
豊な食味は、人間の健康と密接で、味覚を研ぎ澄ますことや、味を感じる状態が健康に直結しています。
超不健康で食欲旺盛で美味しく感じる、、というのは自然ではない。
健康だからこそ美味しさを120%感じられるし、美味しさを感じているから健康だということも言えてしまう。
美味しいと言えること自体が健康のバロメーターと言っていい。

収穫した野菜たちの土を落とし、どうやって食べるか考える。
食材を作ってくれた方々への最大の敬意の示し方は”美味しかった”と感じること。
周囲の人間へ”食材が美味しいと感じさせる”ことが、リピートに繋がるし、生産者にとって一番嬉しいことだ。
料理が美味しいも良いが、料理が美味しい理由はこうした食材を生産してくれている方々の日々の努力なくて
料理は完成しない。

この記事を読んでいるあなたも、キッチンに立ち食材を調理する際にちょっとでも
食べてくれる人が美味しいと感じてくれることを願って料理することで、作物を作ってくれている人も幸せにする可能性がある。そう思ってキッチンに立って欲しい。
5月の百花乱舞の日に想うのだった。。。

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