”しろかき”ってなに?

私の両親の本家は元々農家で、米や野菜を栽培していた。
農家の厳しい生活の様式に、約30年前の若かりし私は嫌気が差し
絶対にこの田舎を抜け出し、農家以外の仕事をすると心に決めた。

時が経ち、長年親しんだ東京にも別れを告げ地元に帰り
お米の消費場所から量産現場に帰還した私は
改めて、”食”の大切さを痛感し、
最近は友人の農家といろんな話をしている。
(様子なんかは、また後日お伝えします)

ここ最近は農家さんらがみんな”しろかき”しろかき と

口々に言っており、数人に質問したが、パシッと明快な回答がもらえなかったので調べた。

しろかき = 代掻き
の”代”は田地の面積を測る単位で田んぼの一区画のことをさすらしく
すっごく昔に大陸から伝来した言葉のようだ。詳しくは静岡大学の参考サイトを読んでほしい。
(参考:静岡大学 棚田研究会

大陸から稲作が伝来して3,000年を過ぎた今も”しろかき”という大陸由来の単語が使われているのは
経過してきた時間、大化の改新や戦国時代、幕府統治の時代、明治維新から世界大戦
戦火を潜り抜けて今に伝える”しろかき”という言葉
本サイトもこれからの4000年、5000年後もこの東北で”しろかき”という言葉が繰り返し使ってもらえるようなきっかけになる可能性だってある。
そう思うと壮大である。

さて、そんな代掻きや、田植えまでの流れを実際に田んぼに相棒のドローンを連れて行ってきた。
サイトのトップ画面のスライダーも、田植えの様子を掲載してみたので、時間がある方はご覧ください。
成熟した日本の稲作システムに圧倒されまくりました(汗)


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