もしも猫展 訪問

ポスター横の熊情報が驚き

猫石碑研究の第一人者、石黒さんに誘われ、仙台市博物館で開催されている”もしも猫展”にお邪魔させていただきました。

目的は、石黒先生とも交流が深い、津田卓子さん(名古屋市博物館 学芸課 課長補佐)

の特別記念講演会に参加するためである。

抽選で選ばれた人が入れる、大人気プロデューサー津田先生の講演会。

今回は石黒さんのお誘いということで、関係者席で参加させていただきました。

仙台市博物館、関係者の皆様ありがとうございました。

講演会開始30分前でも、当選したお客様がすでに相当数着席しており、

津田先生の特別講演会の注目度の高さが伺えます。

石黒さんと関係者席で傍聴させていただきました。

講演会で語られた、なぜ、明治期に急激に猫の文化が加速的に発展したのか、というポイントが筆者的に興味深い解説であった。

江戸時代前までは、絵の題材として、猫はその他大勢の動物たちと同等、並列的であったが、
急激に猫アート、猫愛護の精神や文化が一気に加速していきました。まさに江戸、明治期に当確を現した猫ブーム。

江戸時代の浮世絵師・歌川国芳(一七九七〜一八六一年)の活躍した時代、
その時代に丸森町の猫神石碑も健立が一気に進んだことが証明されます。

猫碑コレクション 細内観音堂石碑  / 天保五年 1834年健立
猫碑コレクション 八雄館 / 明治廿六年 1893年健立

江戸で当時大ブームを起こした歌川国芳の画作や、連載もの、おこま物語など、さまざまな要因が重なり、第一次ネコノミクスを引き起こしている。

余談ですが、猫カフェの期限を遡れば、江戸時代の孔雀カフェが相当するようで、
令和の今の猫ブーム、猫ムーブの基礎固めが、この江戸時代、明治時代にされていたのだと再確認。

当時、人口増の江戸食を支えていた仙台藩のお米を中心とした、食材。村田町の紅花、塩釜の藻塩などなど、
丸森の運河の話など、商人たちが、相当数、阿武隈川を下り、江戸まで食料を運んだとされています。

そして、商人たちが、お土産として、当時の様々な江戸土産を持ち帰ることが多く、宮城県内では様々な場所で、当時の浮世絵をはじめ、書物や、おもちゃなどが発見されています。

当然、猫神石碑を製作した石工も、多少はこうした江戸でのブームは耳や目に入っていたと察します。
改めて、丸森町に訪問された際は、国芳や弟子70人以上とされる、猫系浮世絵の画作の背景と重ね合わせてみると、新しい発見があるかもしれません。

石黒さん、津田さんら関係者と

津田さんの素晴らしいコーディネート力が存分に味わえる仙台市博物館”もしも猫展”
来月7日までの開催となっておりますので、まだ行かれていない皆様はお早めに。

と言いますのも、展示期間後半は、内容が一部衣替えがあるようで、
一度に二度美味しい、猫浮世絵の展示となります。

そして、今回の展示の戦利品。

上部は首輪をイメージした赤
下部は猫の毛の色

可愛すぎます(❤️)

特に図録の中身、装丁が細部に渡って、こだわり抜かれており、
感激でした。これは、大切に私の石黒さんと、津田さんとの思い出インスピレーションとして購入させていただきました。
おじさんの中に眠る、乙女が覚醒するような感動体験が、図録のデザイン、編集に詰まっています。

また、展示後半に、石碑パーカーで先生とお邪魔しようと思います!


宮城県は猫の国。
国内でもたくさんの史跡や、歴史を抱えています。


江戸と陸奥
江戸幕府と伊達藩
着物文化と養蚕

可愛く、蹴鞠を蹴る、擬人化された国芳の猫浮世絵を見ながら、当時の江戸と東北民の生活、文化、接点に思いを馳せる贅沢な時間でした。

続く...

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