猫石碑研究家 石黒慎一朗さん(仙台市)

先日、猫石碑研究の第一人者である石黒慎一朗さんが、研究の合間を見て、
宮城県丸森町 齋理屋敷 クラスタ事務所へお越しくださいました。
全国の猫石碑を研究するべく、全国を走り回る、猫石碑の研究を長年されている石黒先生と
これから、何ができるか、お話しさせていただきました。
ちょっとわがままを聞いてもらい、貴重な石碑の拓本をお持ちいただき簡単に展示して愛でてみました。
なぜ拓本を取るかなど、個人的に興味があったので、
じっくりとお話しさせていただきました。

丸森町には日本に存在する160基ほどの猫神石碑数に対して
なんと、半数を超える数、88基程の猫石碑があります。
丸森町が日本一猫を大切にしてきた歴史を持つという証拠であり、石黒先生が証明してくれています。
以前"猫学”と題した記事にも書きましたが、江戸時代、明治期に建てられた、猫文化のシンボルとなっています。

丸森町や東北の文化をどのように、世界に知ってもらうか
色々なお話をさせていただきました。

先生が石碑に出会い、その初期衝動から、継続して長年研究され今に至る軌跡に、驚愕でした。
なぜ、石黒先生がそこまでして行動するのか。突き動かすものは一体何なのか。
江戸時代、明治時代にどうして石碑が、この形状で建てられたか、背景やストーリーを導いていく作業や過程自体が、
目に見えない過去の映像を想起させ、想いを過去に馳せる。
現代では考えられないような時代背景や、環境をイメージし、イメージするだけではなく、根拠を掴む。

夢中になって話をする石黒先生に、私も感激してしまいました。
先生本人にも伝えましたが、お互い”変わり者”ということで意気投合(笑)
MICHINOKU BASEでは、現在、様々な丸森町の課題、猫神文化などの資源などの商品化に向けて企画を検討しています。
石黒先生 × MICHINOKU BASE のプロダクト皆さんお待ちください!


続く

