ONE FOR ALL

昨日、東京から、大手生地素材メーカーの方に丸森町までお越しいただいた。
私の事務所兼、作業場所であるCULASTAで商談させていただいた。
商談の醍醐味について、触れれておきたい。
大量の機能素材、カラフルな糸や、機能素材。集中して話ができるのは、この先に、この素材を使用した企画の先に、誰かを笑顔にする可能性があるからである。
もちろん、大量に売れて売り上げになってくれたら最高ですが、そもそも、誰かの役に立てる可能性があるということに、醍醐味を感じる。誰かに喜んでもらえる可能性が私を動かしている。喜んでもらえるような会社が丸森町にできることは、お世話になっている街に対しての恩返しに必ずつながると考えている。
仕事を通して、誰かが笑顔になっていることをイメージしているから、目の前の大変な営業や接客も乗り越えられるわけで、
東京から来てくれた、素材メーカーの方も同じ気持ちだった。もっとこういう企画にすれば、丸森町にたくさん人が来てくれる。
関東や関西ではこういう地方の成功事例がありますと、たくさんアドバイスをもらった。
私のためにアドバイスしてくれていたが、結局、担当者は家族でキャンプ場に宿泊しに来ると言って、商談を締め括った。

購入してくれるお客さん、素材の開発メーカーさん、私のように料理人(プロデュース側)は仕入れ先も、お客様も幸せにしなければならない指名がある。また丸森に来たい、企画を手伝うために合宿したい。そう言ってくれる協力者が居る。
そして、今日、来週も協力者のアーティストやクリエーターの方にお越しいただき、商談が入っています。
ものづくりを通して、関係者の皆さんに丸森町のことを知っていただく、これも醍醐味の一つです。

皆さんには何をやるんですか?デザインはやられるのですか?とよく聞かれる
今、正直、何をどうやることがベストなのか検討しているところです。
デザインは必要に応じてやりますが、私はディレクターやプロデュースする立場を選んでいます。
理想はお客様に弊社の商品群から、バリエーションの中から選んでいただけるように、準備しているというところです。
たくさん、バリエーション豊富なデザイナー達に関わっていただくことで、ラインナップの層が熱くなっていくと考えています。
個人で、ブランドをたちあげますが、色々な人が、丸森のこの企画に関わってくれている状態。丸森のローカルブランドに力を貸してくれるアーティストの皆様が楽しんで参画できる場所を準備しているという状態です。

以前、イギリスの王室で、日本のアニメTシャツを召されていて話題となった。
偶然私も企画に関わらせていただいたが、思っても見ない場所まで作ったものが渡っていき、制作者陣営が喜ぶ現場にも何度も遭遇してきた。
丸森から世界へ とトップページに記載しているが、今、関係していただいている皆さんの力があれば
間違いなく、思いがけない場所まで商品が届きます。
そして、それを前提に企画を進めています。
丸森を消滅させないために、私個人ができることはとても小さく無力ですが
皆さんの力が集まれば、必ず大きなムーブが生まれて誰かを喜ばすことが可能です。
なので、皆様応援をよろしくお願いします!
そう考えて、目の前にある課題に対して、ONE FOR ALLの精神で取り組んでいます。
